ハンドメイドを10年間やってみた結果
今回はいつもと違った記事です。これまで私のハンドメイド活動を振り返っていこうと思っています。売れっ子作家ではないのですが気づいたら10年目に突入していたのでその中で気づいたことをまとめたいと思います。ハンドメイド活動にご興味がある方の参考になれば嬉しいです。
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あけましておめでとうございます
ここ数年めっきり、新作づくりやブログの投稿頻度がかなり落ちておりますが、2023年から少しずつ再開していこうと考えております。今年もどうぞよろしくお願いいたします。そして、皆様にとって素敵な一年となりますように♥
2014年からハンドメイドを始めて今年で10年目になります
振り返ってみるとあっという間の丸9年間でした。そして10年目ともなると、自分自身の環境の変化が大きく、当時とは全く違う環境で生活しております。それらを踏まえ、私自身のハンドメイド活動を通じて「もっとこうしたらよかったなぁ」と感じたことや改善点を今回は記事にしたいと思います。これからハンドメイド作家になりたい方や、ハンドメイド活動にマンネリを感じている方の参考やヒントになれば嬉しいです。
まず、私自身はハンドメイド活動は本業ではありません。別のお仕事で生活費を賄っています。現在は、趣味でたのしんでいる状態です。ハンドメイド活動を開始した2~3年間くらいは、ぽつぽつ売れてプチお小遣いぐらいを時々稼いでいた感じです。それらを踏まえご参考になれば幸いです。
なぜ、ハンドメイドが本業にならなかったのか
結論は「同じ商品を複数個作るのが苦手」だったことが一番の理由です。効率的な売り方が自分の性格上、不向きだった点が大きいです。
ある程度、売れ筋の商品が出てきた際、この系統の商品は需要があると判断し、同じ作品や同ジャンルを安定的に作れる方は、プロモーションや仕入れの面においても効率がよく、無駄なく稼げると私は考えます。
逆をいってしまえば、一点ものに近い商品を作成されている方は、常に新作を提案し続け、それらを安定的にヒットせないと大きく稼ぐのは難しいと感じました。効率的な販売が難しい方は、世界観やオリジナリティ、自分の作品のファンの方を増やす工夫で解決できるかもしれません。
最初は作品の方向性を決め過ぎず、まず投稿してみて!
ハンドメイド活動をはじめる際によくブランディングや方向性が大事といろいろなところで目にすると思いますが、個人的にはまず作品を数種類作り、SNSなどの反応をみてから需要をリサーチすることをおすすめします。私も当時そうしました。
求められている方向性やブランディングが正解に近いものを導き出せていれば問題ないですが、需要から大きく外れていたら人を集めるのにかなり苦労すると思います。また、自己判断だけだと自分の考えに縛られすぎて作品が行き詰ってしまう可能性もあるので、SNSを活用しないのはもったいないと思います。また、ご自身が得意な分野、求められる作品、自分がやりたいジャンルなどが、需要と一致するとは限らないのもこの活動の面白いところです。
私はアクセサリー作り以外にも、フラワーアート(髪飾りやリースなど)や羊毛フェルトなどもやっていました。結果、アクセサリーが当時よく売れたのでアクセサリーに絞って活動をすることにしました。数種類のジャンルから反応があるアクセサリーに絞ったことで、当時の集客の効率はとてもよかったように感じています。
作品づくりに行き詰ったり、伸び悩んでおられる方は、無理なく安定的に作れそうな作品を数種類しっかりと作り込み、それらの作品をSNSやハンドメイドマーケットに出品するなどの試みをされてはいかがでしょうか。客観的な反応をもとにジャンルを絞ったり、方向転換してみるのもありだと私は思います。需要は自分たちが思っている以上のスピードで変化していますので思わぬ商品が売れることもあります。
本業を目指すのか副業で良いのかの線引きは重要
結論、私は本業にしなくて良かったと感じています。(私個人の体験と個人の見解を書いております)
これは、コロナ渦のご時世になった際に間接的に影響を受けた点と、自分自身にも変化があった2点からです。
まずはコロナ渦になってという点ですが、大きな要因は「需要の変化」にかかわる作品であったため。私の作品は、ピアスやイヤリングを多く作成しており、一番売れている作品もピアスやイヤリングでした。
もうお気づきの方も多いかと思いますが……
そうなんです…マスク生活だと派手なピアスや大ぶりのデザインを身に着けていると、マスクの付け外しがめんどうなんです(笑)
基本的にアクセサリーはおしゃれする時に身に着けますよね?友達や恋人とお出かけしたり、食事をする機会が多いと思うんです。私自身もピアスが大好きで、いろいろなデザインを楽しんでいたのですがマスク生活になり、大ぶりなものや引っかかるデザインのピアスは特に身に付けなくなったのが現実です。
この時「需要の変化」を痛感しました。それはハンドメイド活動が難しいという点だけでなく、今は需要があるジャンルもその需要が無くなる恐れがあるという事を体験したからです。
ピアスやイヤリングの自体の人気や販売数は減っていないと思いますが、みなさんここ数年の購入は量めっちゃ増えていますか?私は全く増えておらず、むしろ購入量はかなり減りました。
これらを踏まえ考えてみると、買い手の需要が減っていると仮定する中で、自分の作品を手に取ってもらえないと収入が苦しくなることは明白です。逆に考えると、今、需要が増えているジャンルを狙える作家さんはめちゃくちゃ稼げるということになります。
2点目は自分自身の変化です。生活環境もありますが、自分自身、この10年の間で病気になったりと体調の変化もありました。体調面の変化に柔軟に対応できるという点を踏まえると副業にしておいてよかったと感じています。
ハンドメイドは在宅のみで完結すると思われがちですが、実は意外と外に出る機会が多いことに気づきました。パーツや資材の調達、商品が売れた際は郵便局へ出向くなど、長時間ではないにしろ頻度はそれなりに高いです。
私がハンドメイドだけが収入の柱だったらと考えてみると、療養中は大変な思いをしていただろうと…ゾッとします。どうしてこのような事を伝えするかと申しますと、本業にする場合はある程度の蓄えとリスク管理が必要になります。ハンドメイド作家はフリーランスと同じなので長期間お休みすると収入も当然減ります。イレギュラーが発生しても、生活できそうかを予め想定しておくことが大切だと思います。体調の変化は特に誰しも起こりえることです。また、どこを目指すのかを決めておくことは、自分が使える時間以上に無理して頑張り過ぎないという点にも繋がっていたと振り返って思いました。
楽しめないと続かない、続かないと収入にはならない。
この記事の中で「無理をせず」というワードが多く登場しているかと思いますが、これ結構重要なんです。どんな活動もそうですが、無理を続けると活動自体を続けることが難しくなる恐れがあります。これは心身の面以外にも金銭面も含まれます。ハンドメイドを収入にしたいと考えておられる方は特に、継続的に作品を作れるかは大きな鍵となります。
結論から申し上げますと、他人は他人、自分は自分と思うこと、必要以上に比べないことが大事だと私は思います。私自身は無理せず、自分のペースでまったりやってるからこそ、この記事が書けていると思います(笑)
活動が辛いと感じている方は、このようなことをやってしまっているかもしれません。
- 極端に寝る時間や遊ぶ時間を削る
(体が資本です!肉体的にも精神的にも疲れる) - 家族との時間や自分の時間を取らない
(時間は戻らないし、増やせないから今も大切に) - 売れるほど負担が大きくなるサービスを導入している
(過剰なサービスで純利益が落ちていることがある) - 流行りものに飛びついて手を出し過ぎる
(流行は移り変わりが激しい為、仕入れコストが上がる) - 売り上げ目標を設定せずにやみくもに時間を消費している
(目標が1万円と100万円ではやるべきことの質や労力が違う点を見落としている)
しらずしらずにストレスフルになってしまったら本当にもったいないです。こんな状態で長期間活動していたら、どんな好きなことも楽しくなくなります。楽しくなくなると、だんだん辞めたくなってきます。
ハンドメイド業界は10年前よりも注目され、人気の作家さんも当時よりもたくさんおられます。手軽に始められるからこそ、競争率もめちゃくちゃ激しくなっています。そして辞めていかれる方も多いです。
この10年を振り返って、自分はどのスタンスで活動をするのかを決めるのは大切だと感じました。私は「時間と心身ともに余裕がある時にしっかりやろう」というスタンスでやっています。
他人の情報を目にしやすい時代だからこそ、自分の軸はとても大切だと思います。特にハンドメイド活動されている作家さんはSNSを駆使されています。便利なSNSも使いようによっては自分を追い込んでしまう場合があります。
他の作家さんはTwitterもInstagramもYouTubeもやってるし…etc…
「私ももっと頑張らなきゃ…」って無理してる方、結構いらっしゃると思います。
ハンドメイドは、体が元気であればいつでもできます。トレンドの把握・需要と供給を見抜くセンスがあればそれこそある程度の年齢になっても可能だと私は思います。
これからハンドメイド活動を始めたい方、活動に悩んでいる方はどうか、無理なくご自身のペースを大切にされてみてはいかがでしょうか。
今回は玄人っぽい記事をかきましたが、10年目という節目なので同じハンドメイド活動されている方に少しでも役に立つ記事になっていたらとても嬉しく思います。マイペースではありますが10年目のすんとろきんしもどうぞよろしくお願いいたします🐇♥
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ARTICLE END... では、またお会いする日まで★suntorokinshiでした('ω')ノ
最後までご愛読ありがとうございました♪ お時間ある時はのぞいてやって下さい(*‘ω‘ *)
2023年1月7日 投稿
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